住吉大社(すみよしたいしゃ)の・境内・境外・摂社・末社と要所について
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1.本社 住吉大社(大阪市住吉区住吉)
住吉大社には 住吉三神・神功皇后を祀る本殿が各々あり 4つの本宮が鎮座します
住吉大社HPより
第一本宮 底筒男命(そこつつのをのみこと)
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第二本宮 中筒男命(なかつつのをのみこと)
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第三本宮 表筒男命(うわつつのをのみこと)
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第四本宮 神功皇后(じんぐうこうごう)
〈息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)〉
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詳しくは
・住吉大社(大阪市住吉区)摂津国一之宮
一緒に読む
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住吉大社(大阪市住吉区住吉)〈摂津國一之宮〉
住吉大社(すみよしたいしゃ)は 『日本書紀』に神功皇后が三韓征伐の帰路 住吉三神の神託を得て 住吉大神の和魂(にきみたま)を鎮めて祀ったのが創建と記される 全国に2000社余ある住吉神社の総本社で 摂津國一之宮です 延喜式内社 住吉坐神社四座(並 名神大月次相嘗新嘗)(すみのえにます かみのやしろ しくら)です
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2.境内案内図
住吉大社HPより
3.〈摂社〉※住吉大社の御祭神とゆかりの深い神社
・大海神社《主》豊玉彦命,豊玉姫命〈『延喜式神名帳』所載 式内社〉
・志賀神社《主》底津少童命,中津少童命,表津少童命
詳しくは
・大海神社&志賀神社〈住吉大社 境内摂社〉(大阪市住吉区)
一緒に読む
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大海神社&志賀神社〈住吉大社 境内摂社〉(大阪市住吉区)
大海神社(たいかいじんじゃ)&志賀神社(しがじんじゃ)は 住吉大社の境内摂社です 大海神社は かつては別宮で『延喜式神名帳927 AD.』所載の式内社 摂津国 住吉郡 大海神社二座(元名 津守安人神)(たいかいの かみのやしろ ふたくら)とされます 社前の井戸は「玉の井」と呼ばれ 山幸彦が海神より授かった潮満玉を沈めたところと伝えられます 志賀神社は大海神社の境内摂社であったと伝わります
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・船玉神社《主》天鳥船命,猿田彦神〈『延喜式神名帳』所載 式内社〉
詳しくは
・船玉神社〈住吉大社境内 摂社〉(大阪市住吉区)
一緒に読む
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船玉神社〈住吉大社境内摂社〉(大阪市住吉区)
船玉神社(ふなたまじんじゃ)は 神功皇后が三韓征伐の時 船に祀った守護神とされ 由緒には「船玉(船魂)とは 船舶そのものの神霊で 住吉大神とは表裏一体の関係として尊崇され 時には住吉大神の荒魂とされる」とあり 住吉大社の境内摂社ですが 元々は第四本宮〈神功皇后〉の前 海に向かって 4つの本宮の先頭に鎮座していたと伝わっています
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・若宮八幡宮《主》応神天皇,武内宿禰
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若宮八幡宮(わかみやはちまんぐう)
神功皇后の御子
五所御前の南側に西面して鎮座する若宮八幡宮は、第四本宮の祭神である神功皇后の御子にあたる応神天皇(八幡神)をお祀りする神社です。
住吉大神降臨の地である五所御前に隣接して鎮座していることや、若宮と称することは、神功皇后と応神天皇との関係をみたものであると思われます。
例祭は1月12日で、祭典時には特殊神事である湯立神楽が奉納されます。扉絵には、松と八幡神使である白鳩が描かれています。
祭神
・誉田別尊 (ほんだわけのみこと:応神天皇)
・武内宿禰 (たけしうちのすくね)
住吉大社公式HPより
https://www.sumiyoshitaisha.net/grounds/sessya.html
4.〈末社〉※住吉大社と関係ある神社や崇敬している人が境内に招いた神社 その他の社
住吉大社HPより
・侍者社(おもとしゃ)《主》田裳見宿禰,市姫命
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侍者社(おもとしゃ)
縁結びの神様
初代神主とその妻神をお祀りするこの神社は他の摂末社と大きく異なり瑞垣内の第二本宮南方の建物内神饌所に面してお祀りされています。
これは大神様にお供えする前に検視を願いその後、本宮にお供えするという侍者先祭の故実がありました。
また、初代神主田裳見宿禰を顕彰して、住吉大神の最も御傍にて祀ることから、侍者(おもと)と称したのではないかとされています。
近年では「神と人」を結ぶ、仲執り持ちの役目を担ったことから、縁結びの神として篤く信仰されています。
祭神
・田裳見宿禰 (たもみのすくね)
・市姫命 (いちひめのみこと)
住吉大社公式HPより
https://www.sumiyoshitaisha.net/grounds/massya.html#anchor02
・をもと社〈侍者社(おもとしゃ)〉百度石 と 御神木
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・市戎・大国社(いちえびす・だいこくしゃ)《主》事代主命,大国主命
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市戎社・大国社商売繁昌の神様
住吉の「えべっさん」として多くの信仰を集め、毎年正月9日、10日の神事には大勢の参詣者で賑わいます。
向かって左に事代主命(えびす)、右に大国主命(だいこく)をお祀りしています。
エビス信仰は全国に広まっておりますが、住吉のエビス神は歴史が古く、鎌倉時代には既に江比須社として存在しており、その起源は古いとされています。
祭神
・市戎社 事代主命 (ことしろぬしのみこと)
・大国社 大国主命 (おおくにぬしのみこと)
住吉大社公式HPより
https://www.sumiyoshitaisha.net/grounds/massya.html
5.〈初辰まいり 巡拝の4つの神社〉
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種貸社、楠珺社、浅澤社、大歳社の四社をそれぞれにお参りするのが慣わし
住吉大社HPより
商売や家庭の発達繁栄を祈るお参り
初辰とは、毎月最初の辰の日のことです。 この日に参拝すれば、より一層力を与えて守り助けてもらえると信仰されています。そして4年を一区切りとして、48回参拝すれば、満願成就となります。 これは、四十八辰、つまり始終発達するという意味からきたもので、4年間月参りを続けられるというのは、それだけ無事発達していることでもあります。
住吉大社公式HPより
https://www.sumiyoshitaisha.net/worship/hattatu.html
・楠珺社(なんくんしゃ)《主》宇迦魂命
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楠珺社(初辰まいり巡拝社)商売発達・家内安全の神様
初辰まいりの中心的な神社で「はったつさん」と親しまれ、古くより商いを営む方から篤い信仰を受けています。
ここには樹齢千年を超える楠(くすのき)があり、江戸時代、人々は楠の神秘的な霊力に祈りを捧げていました。その後、根元に設けられた祠に神様をお祀りするようになったといわれています。
参拝の際、招福猫を受けて祈願し、これを48ヶ月間(4年間)続けると「始終発達」(しじゅうはったつ=四十八辰)の福が授かるとして日本全国より崇敬を集めています。
招き猫は、左手は人招き、右手は金招きといわれ、奇数月は左手、偶数月は右手を求める慣習があります。
祭神
宇迦魂命 (うがのみたまのみこと)
住吉大社公式HPより
https://www.sumiyoshitaisha.net/grounds/massya.html
・種貸社(たねかししゃ)《主》倉稲魂命〈『延喜式神名帳』所載 式内社〉
詳しくは
・種貸社〈住吉大社境内 末社〉(大阪市住吉区)
一緒に読む
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種貸社〈住吉大社 境内末社〉(大阪市住吉区)
種貸社(たねかししゃ)は 「はったつさん」と呼ばれる゛初辰まいり゛の一社です 元々は多禰加志宮(たねかしのみや)と呼ばれて 住吉大社から東へ2キロ離れた場所にありましたが 16世紀に火災に遭い 現在地に移されたと伝わります 『延喜式神名帳』(927年12月編纂)所載 摂津国 住吉郡 多米神社(貞)(ための かみのやしろ)の論社です
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・浅沢社(あささわしゃ)《主》市杵島姫命
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浅澤社(初辰まいり巡拝社)美容・芸能の神様
住吉の弁天さまともいわれ、芸能・美容の守護神として崇敬をあつめています。特に女性の方からの信仰が篤く、住吉参詣の時にはここを訪れる慣わしがあります。
鎮座地は、古来「浅澤沼」があり、カキツバタの名所として万葉集にも詠まれています。
祭神
市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと)
住吉大社公式HPより
https://www.sumiyoshitaisha.net/grounds/massya.html
・大歳社(おおとししゃ)《主》大歳神
詳しくは
・『延喜式神名帳927 AD.』所載社 大歳社〈住吉大社 境外 摂社〉(大阪市住吉区住吉)
一緒に読む
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大歳神社〈住吉大社 境外摂社〉(大阪市住吉区住吉)
大歳神社(おおとしじんしゃ)は 住吉大社の「はったつさん」と呼ばれる゛初辰まいり゛〈商売や家庭の発達繁栄を祈るお参り〉の四社の締めくくりに参拝する習わしのある境外摂社です 『延喜式神名帳』(927年12月編纂)に所載 摂津国 住吉郡 草津大歳神社(鍬靫)(くさつをほとしの かみのやしろ)の論社ともされています
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6.その他の末社
・楯社(たてしゃ)《主》武甕槌命
鉾社とともに四本宮の前方左右に配置され ご本宮を守護する武神
本社は鹿島神宮
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・鉾社(ほこしゃ)《主》経津主命
楯社とともに四本宮の前方左右に配置され ご本宮を守護する武神
本社は香取神宮
・后土社(ごうどしゃ)《主》土御祖神
御神域全体を守護し給ふ土地の神なり
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・児安社(こやすしゃ)《主》興台産霊神(こごとむすびのかみ)
・海士子社(あまごしゃ)《主》鵜茅葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)
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児安社は 近世までは第四本宮の南〈瑞垣内〉に祀られていて 神功皇后とともに「安産子守の神」として崇敬されていました 現在は種貸社東隣に奉祀
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・新宮社(しんぐうしゃ)《主》伊邪那美命,事解男命,速玉男命
熊野街道沿いの「熊野九十九王子」の内の一つ「津守王子社」が現在の住吉大社末社「新宮社」と伝わります
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・立聞社(たちぎきしゃ、長岡社)《主》天児屋根命
俗に縁切りの神としても崇敬され 禁煙や酒断ち
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・貴船社(きふねしゃ)《主》高龗神(たかおがみのかみ)
水や雨を司る神さま 本社は京都の貴船神社
・星宮(ほしみや)《主》国常立命、竃神(かまどのかみ)
星宮の祭神は 星の神様ともいわれ 例祭日は七夕(7月7日)
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・斯主社(このぬししゃ)《主》国盛霊神(こくもりのみたまのかみ)
津守国盛は 第43代津守神主で12世紀ごろに在世した
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・今主社(いまぬししゃ)《主》国助霊神
御祭神の国助は 当社第48代神主〈二度の元寇で国を挙げて祈願〉
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・招魂社(しょうこんしゃ)《主》諸霊神(もろもろのみたまのかみ)
神職をはじめ住吉大社に縁の深い人達を祖霊神として祀る
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・龍社(たつしゃ、御井社)《主》水波野女神
龍社は 元 竜宮とも御井殿社とも称され「海幸彦山幸彦伝説」に登場する海宮の神井の聖跡をお祀りしたものだと伝わります
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・南手水舎〈龍社の隣〉
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・八所社(はっしょしゃ)《主》素盞嗚尊
祇園信仰のお社〈京都八坂神社〉疫病・厄除け・暦・方位の神さま
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・五社(ごしゃ)《主》神職七家祖神
住吉の神職七家祖神〈大領の祖神・板屋の祖神・狛の祖神・津の祖神・高木の祖神・大宅の祖神・神奴の祖神〉を祀る
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・薄墨社(うすずみしゃ) 《主》国基霊神(くにもとのみたまのかみ)
津守国基は第39代津守神主で11世紀ごろに在世
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・大神宮(伊勢神宮遥拝所)
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7.【神社の境内 (Precincts of the shrine)】
・反橋(そりばし)
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・手水舎(ちょうずしゃ)
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・幸壽門
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・五大力石守(ごだいりきいしまもり)
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・誕生石(たんじょうせき)
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誕生石(たんじょうせき)
丹後局(たんごのつぼね)は源頼朝(みなもとのよりとも)の寵愛(ちょうあい)を受けて懐妊(かいにん)したが、北条政子(ほうじょうまさこ)により捕(とら)えられ殺害(さつがい)されるところを家臣(かしん)の本田次郎親経(ほんだのじろうちかつね)によって難(なん)を逃(のが)れ、摂津住吉(せつつすみよし)に至(いた)った。
このあたりで日(ひ)が暮(く)れ、雷雨(らいう)に遭(あ)い前後不覚(ぜんごふかく)となったが、不思議(ふしぎ)なことに数多(あまた)の狐火(きつねび)が灯(とも)り、局(つぼね)らを住吉(すみよし)の松原(まつばら)に導(みちび)いてゆき、社頭(しゃとう)に至(いた)った時(とき)には局(つぼね)が産気(さんけ)づいた。
本田次郎(ほんだじろう)が住吉明神(すみよしみょうじん)に祈(いの)るなか局(つぼね)は傍(かたわら)の大石(おおいし)を抱(いだ)いて男児(だんじ)を出産(しゅっさん)した。これを知った住吉(すみよし)の神人(しんじん)田中光宗(たなかみつむね)は産湯(うぶゆ)を出して湯薬(ゆやく)をすすめて介抱(かいほう)し保護(ほご)したという。
是(これ)を知(し)った源頼朝(みなもとのよりとも)は本田次郎(ほんだじろう)を賞(しょう)し、若君(わかぎみ)に成長(せいちょう)した男児(だんじ)は後(のち)に薩摩(さつま)・大隅(おおすみ)二か国をあてられた。これが島津氏(しまづし)の初代(しょだい)・島津三郎忠久公(しまづさぶろうただひさこう)である。
この故事(こじ)により、住吉社頭(すみよししゃとう)の力石(ちからいし)は島津氏(しまづし)発祥の地(はっしょうのち)とされ、「誕生石(たんじょうせき)」の聖地(せいち)に垣(かき)をめぐらせ、此(ここ)の小石(こいし)を安産(あんぜん)の御守(おまもり)とする信仰(しんこう)が続(つづ)いている。
現地案内板より
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・御文庫(おぶんこ)
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御文庫(おぶんこ)と呼ばれるこの土蔵造りの建物は、享保八(1723)年、書物を納める目的で創建された。施主は大坂を中心に京・江戸の書籍商たちである。この年、大坂の書籍商は排他的同業組合である株仲間の結成を公許されている。これを機に仲間の店が上梓した書籍の成功を祈念して住吉神前に奉納した。それ以降、明治六(1873)年の株仲間廃止まで、わずかな中断はあったものの奉納された書物は膨大な数に上る。和書漢籍・洋装本を併せると一万点以上、数万冊に及び、研究者も注目する貴重書も多い。
現地石碑より
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・南脇参道
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・北瑞籬門(きたみずかきもん)
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・南中門(みなみなかもん)
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・南門
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・住吉大社吉祥殿
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・社務所
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・楠高社
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・千年楠
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・夫婦楠
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・車返しの櫻
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「車返しの櫻」
昔、この付近に明治初年廃寺となった慈恩寺という津守家の菩提所があり、庭の老櫻は「車返しの櫻」と呼ばれ、江戸時代の地図や名所案内にも記される住吉の名勝であった。
住吉大社は古くから天皇家の崇敬が篤く、特に南北朝の、後醍醐・後村上・長慶三帝のころは、後村上天皇がこの南に現在国指定史跡としてのこる「正印殿跡」を住吉行宮と定めるなど、朝廷との関係は密接であった。
車返しの由来は、後醍醐天皇が住吉大社にお越しの折、この寺の櫻をご覧になり、通り過ぎて再びお車を返して愛でられたという美しい故事による。
老櫻も今は失われたが、後醍醐天皇の風雅と、その櫻を守り続けたこの里の祖先の心と遠い昔の歴史を偲び、それを未来に伝えるため、平成十一年大阪市の 「未来樹」 として、ここに京都嵯峨野の紅八重枝垂櫻を移植したものである。
(財)住吉名勝保存会
現地立札より
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8.【神社の境外 (Outside the shrine grounds)】
・港住吉神社(みなとすみよしじんじゃ)《主》住吉大神,神功皇后
・港住吉神社 境内社 楠玉稲荷社(くすたまいなりしゃ)
・宿院頓宮《主》住吉大神,神功皇后
詳しくは
・住吉 大鳥 両大社 宿院頓宮(堺市)
遷座
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住吉 大鳥 両大社 宿院頓宮 (住吉大社・大鳥大社 両大社の御旅所)
住吉 大鳥 両大社宿院頓宮(sumiyoshi ohotori ryotaisha shukuintongu)は 摂津国一之宮「住吉大社」と和泉国一之宮「大鳥神社」の両大社(両社ともに 一之宮)の御旅所とされています 1つの社殿に・住吉大社に所縁のある「波除住吉神社」・大鳥大社に所縁のある「大鳥井瀬神社」が 両大社に所縁ある神社として祀られています 境内の飯匙堀(iigaibori)は 水のない空堀ですが 住吉大社の神功皇后にまつわる伝説などがあります
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9.かつての摂社 生根神社(大阪市住吉区住吉)
江戸時代~明治五年(1872年)の間は 住吉大社の摂社
詳しくは
・生根神社(大阪市住吉区)
一緒に読む
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生根神社(大阪市住吉区住吉)
生根神社(いくねじんじゃ)は 創建年代は不詳ですが 社伝では「住吉大社が当地に御鎮座の以前より奉祀せられて居り 古伝によれば少彦名命は造酒の祖神であり 神功皇后も当社で酒を造り住吉三神に献ぜられた」とあり 『延喜式神名帳927 AD.』所載 摂津國 住吉郡 生根神社(大月次新嘗)(いくねの かみのやしろ)とされています
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住吉大社(大阪市住吉区住吉)・境内外・摂社・末社に「拝 (hai)」(90度のお辞儀)
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・住吉大社(大阪市住吉区)摂津国一之宮 に戻る
一緒に読む
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住吉大社(大阪市住吉区住吉)〈摂津國一之宮〉
住吉大社(すみよしたいしゃ)は 『日本書紀』に神功皇后が三韓征伐の帰路 住吉三神の神託を得て 住吉大神の和魂(にきみたま)を鎮めて祀ったのが創建と記される 全国に2000社余ある住吉神社の総本社で 摂津國一之宮です 延喜式内社 住吉坐神社四座(並 名神大月次相嘗新嘗)(すみのえにます かみのやしろ しくら)です
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「全国 一之宮(Ichi no miya)」について に戻る
一緒に読む
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日本全国に鎮座します「一の宮(いちのみや)」について
日本全国に鎮座します「一の宮(いちのみや)」は 律令時代に発生した制度・社格で 律令時代の国司の参拝に伴う制度・社格として生じました 全国各地に現在でも「一宮」の地名が沢山あり 呼び方については「いちのみや」は同じでも 標記の仕方は「一宮」・「一之宮」・「一の宮」「一ノ宮」など様々です
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摂津国 式内社 75座(大26座(並月次新嘗・就中15座相嘗祭)・小49座(並官幣)について に戻る
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摂津国 75座(大26座(並月次新嘗・就中15座相嘗祭)・小49座(並官幣)
攝津國(せっつのくに)の式内社とは 平安時代中期〈927年12月〉に朝廷により編纂された『延喜式神名帳(Engishiki Jimmeicho)』に所載される 摂津国の 75座(大26座(並月次新嘗・就中15座相嘗祭)・小49座(並官幣)の神社のことです
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