佐賀県

肥前国 式内社 4座(大1座・小3座)について

肥前国(ひぜんのくに)の式内社とは 平安時代中期〈927年12月〉に朝廷により編纂された『延喜式神名帳(Engishiki Jimmeicho)』に所載される 肥前国 4座(大1座・小3座)の神社です

千栗八幡宮(みやき町)

千栗八幡宮(ちりくはちまんぐう)は 1200年以上前から続くとても不思議な祭り「お粥だめし」(日本三大粥(かゆ)祭)が毎年3月15日にあり その年の吉凶を占います 大きな鍋でおかゆを炊いて 銅製の鉢に盛り 肥前・肥後・筑前・筑後の4カ国に国分けをするように 東西南北を定めて箸を十文字に渡します 2月26日に本殿に納め3月15日そのおかゆの表面のカビの生え具合によって 4カ国の天候や農作物のでき具合・台風・洪水・干ばつ・地震・火災などを占います 

與止日女神社(佐賀市大和町)

與止日女神社(よどひめじんじゃ)は 景勝地の川上峡のほとりに鎮座して 欽明天皇25年(564)に創祀と伝わる由緒ある「肥前国一之宮」となります  御祭神は 海の神・川の神・水の神として信仰され 家内安全・交通安全などのご利益祈願でもにぎわいます 境内には 樹齢1500年近くの大楠をはじめ 子授かりや安産のご利益が伝わる「金精さん」もあります

田島神社(唐津市呼子町)

田島神社(たじまじんじゃ)は 遣隋使(kenzuishi)や遣唐使(kentoshi)が 大陸に渡る前に祈りを捧げて 旅立ちをした 大陸へ渡る海の道を持ちます 福岡県の「宗像大社」にも匹敵する備前國最古の社と伝わり 御祭神も同じ「道主貴(michinushi no muchi)」を祀ります   

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