周防国 式内社 10座(並小)について

周防国(すおうのくに)の式内社とは 平安時代中期〈927年12月〉に朝廷により編纂された『延喜式神名帳(Engishiki Jimmeicho)』に所載される 周防国 10座(並小)の神社です

周防国(すおうのくに)について

周防国Suonokuniは  令制国の一つ〈山陽に属する
現在の山口県東南

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7世紀に周芳国(すはのくに)として設けられ 7世紀末に周防国に改称

周防国(すおうのくに) 10座(並小)

大社はなし
小社10は8
 10は8

※座は神の柱数 社は神社数

〈延喜式神名帳に記載〉
熊毛郡(くまけの こおり) 2座(並小)
佐婆郡(さはの こおり) 6座(並小)
吉敷郡(よしきの かみのやしろ) 1座(小)
都濃郡(つのの こおり) 1座(小)

熊毛郡(くまけの こおり) 2座(並小)

国立公文書館デジタルアーカイブス  延喜式 刊本(跋刊)[旧蔵者]紅葉山文庫https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000004146&ID=M2014101719562090086&TYPE=&NO=画像利用

熊毛神社(くまけの かみのやしろ)

石城神社(いはきの かみのやしろ)

佐婆郡(さはの こおり) 6座(並小)

国立公文書館デジタルアーカイブス  延喜式 刊本(跋刊)[旧蔵者]紅葉山文庫https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000004146&ID=M2014101719562090086&TYPE=&NO=画像利用

国立公文書館デジタルアーカイブス  延喜式 刊本(跋刊)[旧蔵者]紅葉山文庫https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000004146&ID=M2014101719562090086&TYPE=&NO=画像利用

玉祖神社二座(たまのをやの かみのやしろ ふたくら)

・玉祖神社(防府市)

出雲神社二座(いつもの かみのやしろ ふたくら)

・出雲神社(山口市徳地堀)

一緒に読む
出雲神社(山口市徳地堀)

出雲神社(いづもじんじゃ)は 第44代 元正天皇 霊亀元年(715)鎮座と伝えら 周防国二之宮です その起源はさらに古く 大古 出雲種族の佐波川流域への膨張発展に伴い その祖神を鎮祭したものと考えられています 式内社 周防國 佐波郡 出雲神社二座(イツモノカミノヤシロ フタクラ)とされています

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・出雲社〈熊野神社境内〉(防府市上右田)

一緒に読む
熊野神社 & 出雲社〈熊野神社境内〉(防府市上右田)

熊野神社(くまのじんじゃ) は 明徳三年(1392)大内義弘公は 将軍 足利義満から和泉(いずみ)・紀伊(きい)の両国を与えられた時 野上修理亮に命じて 紀伊の国の熊野権現宮より御分霊を移し この地に熊野権現を創建したと伝わり 境内社 出雲社(いずもしゃ)は 延喜式内社との伝承もあります

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御坂神社(みさかの かみのやしろ)

劔神社(つるきの かみのやしろ)

吉敷郡(よしきの かみのやしろ) 1座(小)

国立公文書館デジタルアーカイブス  延喜式 刊本(跋刊)[旧蔵者]紅葉山文庫https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000004146&ID=M2014101719562090086&TYPE=&NO=画像利用

仁壁神社(にかへの かみのやしろ)

都濃郡(つのの こおり) 1座(小)

国立公文書館デジタルアーカイブス  延喜式 刊本(跋刊)[旧蔵者]紅葉山文庫https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000004146&ID=M2014101719562090086&TYPE=&NO=画像利用

二俣神社(ふたまたの かみのやしろ)

山陽道に鎮座する 140座『延喜式神名帳』の所載一覧 に戻る

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行幸会は 宇佐八幡とかかわりが深い八ケ社の霊場を巡幸する行事です 天平神護元年(765)の神託(shintaku)で 4年に一度 その後6年(卯と酉の年)に一度 斎行することを宣っています 鎌倉時代まで継続した後 1616年 中津藩主 細川忠興公により再興されましたが その後 中断しています 

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對馬嶋(つしまのしま)の式内社とは 平安時代中期〈927年12月〉に朝廷により編纂された『延喜式神名帳』に所載されている 対馬〈対島〉の29座(大6座・小23座)の神社のことです 九州の式内社では最多の所載数になります 對馬嶋29座の式内社の論社として 現在 67神社が候補として挙げられています

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