若狭国(わかさのくに)の式内社とは 平安時代中期〈927年12月〉に朝廷により編纂された『延喜式神名帳(Engishiki Jimmeicho)』に所載される 若狭国 42座(大3座・小39座)の神社です
目次
- 1 若狭国(わかさのくに)について
- 2 若狭国(わかさのくに) 42座(大3座・小39座)
- 3 遠敷郡(をにふの こおり) 16座(大2座・小14座)
- 3.1 多太神社(たたの かみのやしろ)
- 3.2 若狭比古神社 二座(名神大)(わかさひこの かみのやしろ ふたくら)
- 3.3 小浴神社(をあみの かみのやしろ)
- 3.4 石桉比古神社(いはあむひこの かみのやしろ)
- 3.5 石桉比賣神社(いはあむひめの かみのやしろ)
- 3.6 椎村神社(しゐむらの かみのやしろ)
- 3.7 波古神社(はこの かみのやしろ)
- 3.8 久須夜神社(くすやの かみのやしろ)
- 3.9 彌和神社(みわの かみのやしろ)
- 3.10 丹生神社(にふの かみのやしろ)
- 3.11 阿奈志神社(あなしの かみのやしろ)
- 3.12 曽尾神社(そひの かみのやしろ)
- 3.13 許波伎神社(こはきの かみのやしろ)
- 3.14 苅田比古神社(かりたひこの かみのやしろ)
- 3.15 苅田比賣神社(かりたひめの かみのやしろ)
- 4 大飯郡(をほいひ こおり) 7座(貞・並小)
- 5 三方郡(みかたの こおり) 19座(大1座・小18座)
- 5.1 須可麻神社(すかまの かみのやしろ)
- 5.2 御方神社(みかたの かみのやしろ)
- 5.3 伊牟移神社(いむいの かみのやしろ)
- 5.4 多由比神社(たゆひの かみのやしろ)
- 5.5 丹生神社(にふの かみのやしろ)
- 5.6 織田神社(をりたの かみのやしろ)
- 5.7 和尓部神社(わにへの かみのやしろ)
- 5.8 佐支神社(さきの かみのやしろ)
- 5.9 宇波西神社(名神大月次新嘗)(うはにしの かみのやしろ)
- 5.10 髙那弥神社(たかなみの かみのやしろ)
- 5.11 仁布神社(にふの かみのやしろ)
- 5.12 須部神社(すへの かみのやしろ)
- 5.13 木野神社(このの かみのやしろ)
- 5.14 弥美神社(いみの かみのやしろ)
- 5.15 於世神社(をせの かみのやしろ)
- 5.16 常神社(つねの かみのやしろ)
- 5.17 能登神社(のとの かみのやしろ)
- 5.18 闇見神社(くらみの かみのやしろ)
- 5.19 山都田神社(やまつたの かみのやしろ)
- 6 北陸道に鎮座する 352座『延喜式神名帳』の所載一覧 に戻る
若狭国(わかさのくに)について
若狭国(Wakasanokuni)は 令制国の一つ〈北陸道に属する〉
現在の・福井県南部(嶺南地域)から敦賀市を除いた部分
律令国家が成立する以前は 若狭国造(わかさのくにのみやつこ)の統治であった
7世紀には律令国の若狭国が設置された
明治初年時点では 若狭国の全域が 小浜藩領
明治維新後には 目まぐるしく統治が変わります
明治4年7月14日(1871年8月29日) 廃藩置県 小浜県の管轄
明治4年11月20日(1871年12月31日)第1次府県統合 敦賀県の管轄
明治8年(1876年)8月21日 第2次府県統合 滋賀県の管轄
明治14年(1881年)2月7日 福井県の管轄
若狭国(わかさのくに) 42座(大3座・小39座)
大社3座は2社〈すべて名神大社〉
小社39座は39社
計42座は41社
※座は神の柱数 社は神社数
郡〈延喜式神名帳に記載〉
・遠敷郡(をにふの こおり) 16座(大2座・小14座)
・大飯郡(をほいひ こおり) 7座(貞・並小)
・三方郡(みかたの こおり) 19座(大1座・小18座)
遠敷郡(をにふの こおり) 16座(大2座・小14座)

国立公文書館デジタルアーカイブス 延喜式 刊本(跋刊)[旧蔵者]紅葉山文庫https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000004146&ID=M2014101719562090086&TYPE=&NO=画像利用

国立公文書館デジタルアーカイブス 延喜式 刊本(跋刊)[旧蔵者]紅葉山文庫https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000004146&ID=M2014101719562090086&TYPE=&NO=画像利用
多太神社(たたの かみのやしろ)
・多田神社(小浜市)
-
-
多田神社(小浜市)
多田神社(ただじんじゃ)は 『延喜式神名帳』では若狭国遠敷郡の筆頭に挙げられる「多太神社(Tata no kamino yashiro)」の比定社です 元は 多田大明神 多田明神 多太明神社と呼ばれていました 「社伝に 天平神護二年(766年)創建すと傳ふ」と記されている古社です
続きを見る
若狭比古神社 二座(名神大)(わかさひこの かみのやしろ ふたくら)
・若狭彦神社(上社)
・若狭姫神社(下社)
-
-
若狹姫神社 下社(小浜市)
若狹姫神社 下社は 若狭彦神社 上社と2社で一つの神社「若狭国一の宮」とされています 上社「若狭彦神社」は 和銅7年(714年)に今の遠敷郡下根来村白石に創られたと云われ 霊亀元年(715年)に現在の地に遷座しました 下社「若狭姫神社」は 上社から北1.5kmの遠敷(onifu)の里にあり 6年の後の養老5年(721年)の鎮座と伝わります
続きを見る
小浴神社(をあみの かみのやしろ)
・小浴神社(小浜市)
-
-
小浴神社(小浜市金屋)
小浴神社(こあみじんじゃ)は 『延喜式神名帳』の論社とされる古社です 鎮座地の小浜市金屋は かつての若狭国府の故地とされていて 小浴神社には かつての「惣社」が合祀された その惣社には 国宝級の絵巻が伝わっている新八幡宮(もともとあった小浜八幡に対して「新」八幡)が含まれていたのであろうと言われています
続きを見る
石桉比古神社(いはあむひこの かみのやしろ)
石桉比賣神社(いはあむひめの かみのやしろ)
椎村神社(しゐむらの かみのやしろ)
波古神社(はこの かみのやしろ)
久須夜神社(くすやの かみのやしろ)
・久須夜神社
・大神岩(久須夜神社旧地)
-
-
大神岩〈久須夜神社旧地〉
大神岩(おおかみいし)〈久須夜神社旧地〉は 久須夜神社の由緒によれば「境内 山中に岩があり大神岩という 往古 大神がこの岩上に鎮座されたという 里人は 狼岩といって畏怖している 若狭国の名山 久須夜岳は 久須夜神社の名に依って生まれ 久須の夜雨は若狭八景に数えられている」
続きを見る
彌和神社(みわの かみのやしろ)
丹生神社(にふの かみのやしろ)
阿奈志神社(あなしの かみのやしろ)
曽尾神社(そひの かみのやしろ)
許波伎神社(こはきの かみのやしろ)
苅田比古神社(かりたひこの かみのやしろ)
苅田比賣神社(かりたひめの かみのやしろ)
大飯郡(をほいひ こおり) 7座(貞・並小)

国立公文書館デジタルアーカイブス 延喜式 刊本(跋刊)[旧蔵者]紅葉山文庫https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000004146&ID=M2014101719562090086&TYPE=&NO=画像利用
青海神社(あをうみの かみのやしろ)
伊射奈伎神社(いさなきの かみのやしろ)
香山神社(かごやまの かみのやしろ)
静志神社(しつしの かみのやしろ)
日置神社(ひをきの かみのやしろ)
大飯神社(おほいひの かみのやしろ)
佐伎治神社(さきちの かみのやしろ)
三方郡(みかたの こおり) 19座(大1座・小18座)

国立公文書館デジタルアーカイブス 延喜式 刊本(跋刊)[旧蔵者]紅葉山文庫https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000004146&ID=M2014101719562090086&TYPE=&NO=画像利用

国立公文書館デジタルアーカイブス 延喜式 刊本(跋刊)[旧蔵者]紅葉山文庫https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000004146&ID=M2014101719562090086&TYPE=&NO=画像利用
須可麻神社(すかまの かみのやしろ)
御方神社(みかたの かみのやしろ)
伊牟移神社(いむいの かみのやしろ)
多由比神社(たゆひの かみのやしろ)
丹生神社(にふの かみのやしろ)
織田神社(をりたの かみのやしろ)
和尓部神社(わにへの かみのやしろ)
・日吉神社 (美浜町佐柿)