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⑪小名毘古那神(すくなひこなのかみ)と久延毘古(くえびこ)
大国主神(おほくにぬしのかみ)が 出雲の御大御埼(みほのみさき)にいた時 小名毘古那神(すくなひこなのかみ)が 海の彼方から天羅摩船(あまのかがみのふね)に乗って寄り帰り来られた 小名毘古那神は 誰もわからなかったが 久延毘古(くえびこ〈山田の案山子〉が知っていて 神産巣日神(かみむすひのかみ)の手の股またからこぼれて落ちた御子神と知ることになった 神産巣日神の命により 大国主神と小名毘古那神の二柱の神は 並んで〈共に偉大な神として〉 この国〈日本〉を作り堅めました
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⑩大国主神(おおくにぬしのかみ)系譜〈迦毛大御神(かものおほみかみ)〉
大国主神(おほくにぬしのかみ)の子孫は やがて 大和国の創成期の皇室に 絶大な影響をあたえていきます
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➈神語り(かむがたり)八千矛神(やちほこのかみ)と須勢理毘賣(すせりびめ)
八千矛神(やちほこのかみ)の御神名は 出雲の勢力を拡大した武神〈いくさがみ〉の神威を表し 併合した各国には 婚姻関係が結ばれ 各々の妻があった この時 嫉妬(しっと)深い お妃(きさき)須勢理毘売(すせりびめ)と交わした歌は〈神語り(かむがたり)〉と伝わり 仲睦まじく 酒盃を交わし 互いに手を掛け合い 今に至るまで出雲に 鎮(しずまり)坐(まします) と記されます
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⑧八千矛神(やちほこのかみ)の妻問い〈沼河比賣(ぬなかわひめ)〉
八千矛神〈大国主神〉が 高志国(こしのくに)に 美しく賢い女性〈沼河比売(ぬなかはひめ)〉が居ると聞き 結婚しようと通いました そして 求婚し 結ばれるシーンが 優雅な恋歌によって描かれます
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➆木俣神(きのまたのかみ) 亦名(またのな)は 御井神(みいのかみ)
大穴牟遅神(おほなむじのかみ)は 婚約していた 稻羽(いなば)の八上比売(やがみひめ)を出雲へと率いて来られた しかし〈八上比売は〉正妻 須勢理毘売(すせりびめ)を恐れて 生まれた子供を木の股に挟んで〈木俣神(きのまたのかみ)〉〈稲羽へ〉引き返されました
