兵庫県
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佐々伎神社(豊岡市但東町)
佐々伎神社(ささきじんじゃ)は 社伝によれば 第10代 崇神天皇11年(BC 87年頃)但馬国の開拓の祖神(オヤガミ)である少彦名命(スクナヒコナノミコト)を祀ったのが始めとしていて 一説には天平19年(747)3月 出石小領に任じられた佐々貴山君(ササキヤマノキミ)が 祖である大彦命(オオヒコノミコト)を佐々貴山に祀ったとあり 『延喜式神名帳』(927年12月編纂)に所載の古社です
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大避神社(赤穂市)
大避神社(おおさけじんじゃ)は 秦河勝公(はたのかわかつのきみ)を御祭神とします 公は中国より渡来した秦氏の子孫で 秦氏の長として 朝廷に仕え 特に聖徳太子に寵任されましたが 太子亡きあと蘇我入鹿の迫害を避けて 海路で坂越浦に漂着になられ この地の開拓を進めた後 大化3年(647)没した その御霊は神仙化し 地元の民が 朝廷に願い出て 祠を築き祀ったのが創建と伝えられています
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祇園神社(神戸・平野)
祇園神社(ぎおんじんじゃ)は 貞観11年(869)京の都で疫病が蔓延した時に これを治める御神威があるとされた「姫路の廣峯神社(ひろみねじんじゃ)」の御祭神「牛頭天王(ごずてんのう)」=「素戔嗚尊(すさのをのみこと)」の御分霊を 京都の八坂神社の前身とされている京都北白川の東光寺「祇園感神院」に遷すことになり その途中で その神輿が神戸にある この地「平野」に一泊されたと云われています 以来 当地でも 御神霊を祀り続け 今日に至ります
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廣峯神社(姫路市広嶺山)
廣峯神社(ひろみねじんじゃ)は 奈良時代 天平5年(733)に遣唐使として中国から帰国した「吉備真備 公」は 国家の為に 陰陽道(天文・暦・気象を司り、国の吉凶を見定める)を習得されていました 奈良へ帰途の折 広峯山系の白幣山に登臨して「牛頭天王の信託を感受」します この旨を第45代聖武天皇に奏上して 翌年に廣峯神社の大社殿が造営されました
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粟鹿神社(朝来市山東町粟鹿)〈但馬国一之宮〉
粟鹿神社(あわがじんじゃ)は 社伝によれば 粟鹿の名の由来として 鹿が粟をくわえて 粟鹿山から現れて 人々に農耕を教えたと伝えます その鹿が祀られているとも伝わる2000年以上の歴史とも云われる但馬国随一の古社で 但馬国一之宮・延喜式 名神大社に列しています
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伊弉諾神宮(淡路市多賀)〈淡路幽宮・淡路國一之宮〉
伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)は 『記紀神話』の日本創成で 伊弉諾尊と伊弉冉尊が 日本の国土開拓に着手された時 「天沼矛から滴るしずく」で 最初に造り上げた島「淡路島(awaji shima)」に鎮座します 御祭神は 「国生み神話の地」にふさわしい「伊弉諾尊と伊弉冉尊」で神代のロマンを感じます