須麻漏賣神社舊地　麻刀方神社舊地（松阪市垣内田町）〈延喜式内社の旧鎮座地〉

須麻漏賣神社 麻刀方神社 舊地（すまろめじんじゃ まとかたじんじゃ きゅうち）は　かつて　この地に南側に松方（マツカタ）社　北側に粒形（ツボガタ）社と稱した東面の小詞2字があった旧地です　式内社の論社であった〈粒形社（須麻漏賣神社）・松方社（麻刀方神社）〉2宇は　明治41年（1907）二十五柱神社に合祀されました

1.ご紹介（Introduction）

　この神社の正式名称や呼ばれ方　現在の住所と地図　祀られている神様や神社の歴史について　ご紹介します

【神社名(Shrine name）】

須麻漏賣神社舊地　麻刀方神社舊地（Former site of Sumarome Shrine and Matakata Shrine）

【通称名(Common name)】

【鎮座地　(Location)　】

三重県松阪市垣内田町

【地　図 (Google Map)】

【御祭神　(God's name to pray)】

《主》須麻漏賣神（すまるめのかみ）粒形社〈須麻漏賣神社の論社〉

《主》木俣神（きのまたのかみ）松方社〈麻刀方神社の論社〉

【御神徳　(God's great power)】（ご利益）

【格　式　(Rules of dignity) 】

・『延喜式神名帳（engishiki jimmeicho ）927 AD.』所載社の旧鎮座地

【創　建　(Beginning of history)】

『大神宮叢書』第3 後篇に記される内容

【抜粋意訳】

伊勢式內神社檢錄

多氣郡式內神社四十五處 五十二座並小 檢錄

○須麻漏賣神社（スマロメノカミノヤシロ）。

〔斎宮式に云う、須麻漏賣神社。御座本紀に云う、須麻漏賣神社。字爾日記に云う、すまるめノ宿。〕

此社 今其名埋沒して所在を詳にせず。故に在地を注せる諸書粉末紜として一定せず。

神名帳考證、同再考等には、流田ノ郷服都内田村の東南の隅に在り、と注す。仍て式社案内記これに随て、垣内田村の辰巳に坐す、里人 粒形社と云ふ、と載す。其地を検するに、實にも垣内田村の東南の杜中に東面の小詞二字あり。
南なるはマツカタ社、北なるをツボガタ社と稱して、須麻漏賣の號を唱ふる事なし。
實德三年正月機殿御膳日記に、在所かいと田、まつかた、つふかた二社、と載たる社にて、須麻漏賣社なる證跡を探索するに少しも據とすべきものなし。依りて按るにマツカタは服部麻刀方（はとりまとかたの）神社二座とある麻刀方（マトカタ）を訛てマツカタ社と唱へ來れるにて、ツボガタ社も二座の内なるー座にやあらむ。但神鳳鈔に壺方御蘭あれば、ツボガタも亦地名なりかし。

然るを五鈴遺響に云く、式社案内記に、垣内田村の巽位にあり、方俗 坪形社と稱すと云に據て　其地を詳にするに、本邑より巽位に方十五間の鬱林あり、小祠あり、上世より由緖ありて、邑民に彦右衛門某者 此を掌れり、と載す。今検するに、其彦右門が領掌する十五間の鬱林といふもの、今は樹木を伐盡して畑中に小竹生たるー小丘あり、其丘に南面の小祠あるを謂へるにて、ツボガタ社の地とは別處なるを紛混せしなり。但飴屋彦右衞門なる者は　これを須麻漏賣社なりと唱ふれども、支證ある事なく、村人等はオフジョウジと稱す寺跡なりけるにこそ。されば垣内田にある二處ともに本社の舊蹟とは定めがたし。

又 神風微古錄、古屋艸紙等には、大垣内村に所在と云へり。大垣内は垣内田を謬稱らしにて論するに足らす。

又 御鎮座本紀の俗解、三國地志等には、東原村に在り、俗 宮田森と云ふ、とあり。東原村は度会郡にして、其 宮田森は寛文三年に朽羅神社を造立せし地なり。本社に関係ある地にはあらず。

叉三國地志の一說に神守村に在りとす。其 神守ノ社は流田上社（ナカレタノカムモリノ）神社にて、村名にもカムモリと稱するからは、本社に預るべきにあらず。
又 式内神社宮地記に云く、栃原より佐奈への往來、カウベ谷星ケ池の橋より西壹町許、谷に星ケ池と云、方七八間甚深し、池の上の山に實殿一社あり、南向、里人スマルメノ社と云ふ、と載す。
倭名類聚鈔に、昴星、〔和名 須波流〕とあるは、星ケ池の岸頭に在りといふに所由ありけなれば、檢察を加ふるに、カウべ谷星ケ池の西岸に貮尺許の小祠あり、其處に詣らむとするに、絶壁にて路あることなき狹隘の地なり。千歳の舊社のあるべき地勢にあらず。又 土人に偏く質せと、スマルメと唱ふる事なし。是亦信ずるに足らず。然るに攝社参詣要路に、佐奈村不詳。勢陽俚諺に、仁田村〔在所不祥。〕

又 式内社宮地記に、佐奈郷平谷スマルメ社と云は八王子のことなり、と載せたり。佐奈谷に本社所在と云ふ舊傳はあれど、其地を詳にせさるにやと、佐奈に到て各邑を検するに、平谷村の産神 邑北の山に在て、土谷 一之大宮と唱ふ。其社の造替寄附名帳の序に、多氣郡佐奈乃社爾坐須本殿波須麻留女命、其外末乎奉り崇め敬ひ云々、と舊来記すを例とす。
按るに一之大宮と謂ふは、神名帳多気郡四十五處の最第一なればーといひ、往古は造豊受大神宮使ノ廿年に一度造替の制ある社ゆえ、尊稱して大宮と唱ふるならむか。然らば此 佐奈平谷村の産神神社や本社須麻漏賣神社遺存せるなるべき。
再按るに内宮儀式帳に、棒原ノ神社、天須婆留女ノ命、狭田ノ神社、須麻留女神の兒 速河比古、江ノ神社、天須婆留女命の兒 長口女命、などある神を奉祀するを以て、社號にも神名を以て稱し來るは論なし。然して其社の在す地名をも又 須麻漏賣と唱へつらむ。外宮引付に云く、于時一ノ禰宜常眞禰宜ノ職領 須波留賣ノ上分之事、拾人傍官中江配當し候、仍爲め末代の證跡の如件、元龜二年〔辛未〕十二月廿一日、禰宜從三位度會神主の常眞、以下九人連署、の証券あり。是を以て郡内に其地名ありやと竟るに、飯野郡橫地村 文祿三年七月檢地水帳に、すばるの四畝云々、とありて、一段八畝八步許の田地あり,村邑の東四町餘離れたる田畝の内なり。若是れ其遺にやと検すれど、其處の近きに社趾と指すべき地ある事なし。されば本社の支證とするには足らざるか。

【原文参照】

【由　緒　(History)】

『伴信友全集』第1に記される内容

【抜粋意訳】

多氣郡五十二座

須麻漏賣（スマロメ）神社

留斎宮式

○在に服部鄉內垣内（カイツ）村 東南隅
［検錄]今 飯野郡大垣内（カイト）村 機殿の北
［上代］天照大神遷に幸但波（クニハ）乃吉佐（ヨサ）宮 今歳止由氣之皇太神結に幽契,天降居于時云々 須麻留賣神〔今號に須麻留社 是也云々〕
［和鈔］天門冬須末呂久佐[齋多]云々

【原文参照】

【神社の境内　(Precincts of the shrine)】

【神社の境外　(Outside the shrine grounds)】

・二十五柱神社（松阪市柿木原町）

須麻漏賣神社舊地　麻刀方神社舊地（松阪市垣内田町）は　明治41年（1907）〈粒形社（須麻漏賣神社）松方社（麻刀方神社）〉は　二十五柱神社に合祀されました

この神社の予備知識(Preliminary knowledge of this shrine)

この神社は　大和朝廷による編纂書〈六国史・延喜式など〉に記載があり　由緒（格式ある歴史）を持っています

〇『六国史（りっこくし）』
　　奈良・平安時代に編纂された官撰（かんせん）の6種の国史〈『日本書紀』『續日本紀』『日本後紀』『續日本後紀』『日本文徳天皇実録』『日本三代實録』〉の総称

〇『延喜式（えんぎしき）』
　　平安時代中期に編纂された格式（律令の施行細則）

〇『風土記（ふどき）』
　『続日本紀』和銅6年（713）5月甲子の条が　風土記編纂の官命であると見られ　記すべき内容として下記の五つが挙げられています

1.国郡郷の名（好字を用いて）
2.産物
3.土地の肥沃の状態
4.地名の起源
5.古老の伝え〈伝えられている旧聞異事〉

現存するものは全て写本

『出雲国風土記』がほぼ完本
『播磨国風土記』、『肥前国風土記』、『常陸国風土記』、『豊後国風土記』が一部欠損した状態

『延喜式神名帳（Engishiki Jimmeicho）』(927年12月編纂)に所載〈This record was completed in December 927 AD.〉

『延喜式（Engishiki）律令の施行細則 全50巻』〈平安時代中期 朝廷編纂〉
その中でも巻9・10を『延喜式神名帳（Engishiki Jimmeicho）』といい　当時〈927年12月編纂〉「官社」に指定された全国の神社（式内社）の一覧となっています

・「官社（式内社）」名称「2861社」
・「鎮座する天神地祇」数「3132座」

須麻漏賣神社舊地　麻刀方神社舊地（松阪市垣内田町）は　式内社の論社であった〈粒形社（須麻漏賣神社）・松方社（麻刀方神社）〉と称する二つの小祠がありました

①二十五柱神社に合祀された粒形社（須麻漏賣神社）の舊地
②二十五柱神社に合祀された松方社（麻刀方神社）の舊地

①二十五柱神社に合祀された粒形社（須麻漏賣神社）の舊地

[旧　行政区分]（Old administrative district）
(神様の鎮座数）東海道　731座…大52（うち預月次新嘗19）・小679

[旧　国　名　]（old county name）
(神様の鎮座数）伊勢國　253座（大18座・小235座）

[旧　郡　名　]（old region name）
(神様の鎮座数）多氣郡　52座（並小）

[名神大 大 小]　式内小社

[旧　神社　名称 ] 須麻漏賣神社
[ふ　り　が　な ]（すまろめの かみのやしろ）
[Old Shrine name]（Sumarome no kaminoyashiro）

②二十五柱神社に合祀された松方社（麻刀方神社）の舊地

[旧　行政区分]（Old administrative district）
(神様の鎮座数）東海道　731座…大52（うち預月次新嘗19）・小679

[旧　国　名　]（old county name）
(神様の鎮座数）伊勢國　253座（大18座・小235座）

[旧　郡　名　]（old region name）
(神様の鎮座数）多氣郡　52座（並小）

[名神大 大 小]　式内小社

[旧　神社　名称 ] 服部麻刀方神社二座
[ふ　り　が　な ]（はとりのまとかたの かみのやしろ ふたくら）
[Old Shrine name]（Hatarino matokata no kaminoyashiro）

【原文参照】

【オタッキーポイント】（This is the point that Otaku conveys.）

あなたが　この神社に興味が湧くような予備知識をオタク視点でご紹介します

須麻漏賣神社舊地　麻刀方神社舊地（松阪市垣内田町）は　式内社の論社であった〈粒形社（須麻漏賣神社）・松方社（麻刀方神社）〉と称する二つの小祠がありました

①二十五柱神社に合祀された粒形社（須麻漏賣神社）の舊地
②二十五柱神社に合祀された松方社（麻刀方神社）の舊地

それぞれの論社については各記事を参照

延喜式内社　伊勢國 多氣郡 須麻漏賣神社（すまろめの かみのやしろ）の論社

・須麻漏賣神社舊地　麻刀方神社舊地（松阪市垣内田町）
〈二十五柱神社に合祀された粒形社（須麻漏賣神社）の舊地〉

・二十五柱神社（松阪市柿木原町）
〈二十五柱神社に合祀された粒形社（須麻漏賣神社）〉

・須麻漏賣神社　舊鎮座地（多気町平谷）
〈佐那神社に合祀された須麻漏賣神社跡 〉

・佐那神社（多気町仁田）
〈佐那神社に合祀された須麻漏賣神社〉

延喜式内社　伊勢國 多氣郡 服部麻刀方神社二座（はとりのまとかたの かみのやしろ ふたくら）の論社

・須麻漏賣神社舊地　麻刀方神社舊地（松阪市垣内田町）
〈二十五柱神社に合祀された松方社（麻刀方神社）の舊地〉

・〈二十五柱神社に合祀された松方社（麻刀方神社）〉二十五柱神社（松阪市柿木原町）

・神服織機殿神社（松阪市大垣内町）

【神社にお詣り】(Here's a look at the shrine visit from now on)

この神社にご参拝した時の様子をご紹介します

JR松坂駅から県道509号とR23号経由で北東方向へ約6.7km　車での所要時間は13～15分程度

中の川沿いの住宅街の中に石碑が建てられています

須麻漏賣神社舊地　麻刀方神社舊地（松阪市垣内田町）に参着

石柱に近づいて　刻字を見ます

゛式内　須麻漏賣神社舊地　麻刀方神社舊地゛と刻字がありました

お祈りをします
ご神威に添い給うよう願いながら礼　鎮まる御祭神に届かんと　かん高い柏手を打ち　両手を合わせ祈ります

【神社の伝承】(I will explain the lore of this shrine.)

この神社にかかわる故事や記載されている文献などをご紹介します

『神社覈録（Jinja Kakuroku）〈明治3年（1870年）〉』に記される伝承

式内社　須麻漏賣神社について　所在は゛服部垣内田村に在す゛〈現　須麻漏賣神社舊地　麻刀方神社舊地（松阪市垣内田町）〉と記しています

【抜粋意訳】

須麻漏賣神社

須麻漏賣は假字也

○祭神明か也

○服部垣内田村に在す、〔考證〕

〇式四、〔伊勢大神宮〕凡大神宮年限満應に修造者、遣使、〔中略〕孟冬始作之、神宮七院、社十二處、〔中略〕須麻漏賣社、云々、

○儀式帳、〔江神社〕稱に天須婆留女命兒云々、〔解云、此神系知がたし、〕

【原文参照】

式内社　服部麻刀方神社　二座について　所在は゛流田郷服村に、又云 大垣内村に在す、゛〈現　須麻漏賣神社舊地　麻刀方神社舊地（松阪市垣内田町）〉又は〈現　神服織機殿神社（松阪市大垣内町）〉と記しています

【抜粋意訳】

服部麻刀方神社　二座

　服部は前に伺じ、麻刀方は末止加多と訓べし、

〇祭神詳ならず

○流田郷服村に、又云 大垣内村に在す、〔儀式解〕

○倭姫世記伝、日本建尊 比々羅木乃以に八尋鉾根天、奉に献皇太神宮、即倭姫皇女、彼鉾根波、納に緋嚢天、皇太神乃貴財止為天、八尋機殿〔圓方機殿是也〕應収天、為に皇太神御靈弖、奉に崇祭留、令天棚機姫神斎八千々姫命、毎年夏四月秋九月、織神服、以供に神明、故曰に神衣祭也、」
神宮雑例集云、嘉応二年、服織機澱大神部道尚解、以に神部等遠祖 天御鉾命爲司、以八千々媛為に織汝奉織之、

○万葉注釈曰、伊勢國風士記云、的形浦者、此浦地形似的、因似為名也、今巳跡絶、成に江湖也、天皇行に幸濱歌曰、麻須良遠能、佐都夜多波佐美、牢加此多知、伊流夜麻度加多、波麻乃佐夜氣佐、〔万葉集一に、舎人娘子從窺作歌、丈夫之、得物矢乎挿、立向、射流圓方波、見爾清潔之、ともあり、〕

【原文参照】

『神祇志料（Jingishiryo）』〈明治9年（1876）出版〉に記される内容

式内社　須麻漏賣神社について　所在は゛今 佐原郷平谷村にあり、一之大宮と云ふ゛〈現　須麻漏賣神社　舊鎮座地（多気町平谷）〈佐那神社に合祀された須麻漏賣神社跡 〉〉と記しています

【抜粋意訳】

須麻漏賣（スマロメノ）神社

今 佐原郷平谷村にあり、一之大宮と云ふ、〔本社造替寄附名帳、伊勢式内社検録、〕
盖　天須婆留女命を祭る、〔延暦儀式帳、延喜式〕

式内社　服部伊刀麻神社について　所在は゛今 大垣内村にあり、神服機殿の鎮守即是也゛〈現　神服織機殿神社（松阪市大垣内町）〉と記しています

又゛機殿の東北に出間村あるも、伊刀麻の名の遺れる也゛〈現　服部伊刀麻神社 舊地（松阪市出間町）〉

【抜粋意訳】

服部伊刀麻（ハトリノイトマノ）神社

今 大垣内村にあり、神服機殿の鎮守即是也、〔式内社検録、〕〔〇按 宇爾日記にハットリの宮とある証とすべし、又　機殿の東北に出間村あるも、伊刀麻の名の遺れる也、〕

【原文参照】

『特選神名牒（Tokusen Shimmyo cho）〈明治9年（1876）完成〉』に記される伝承

式内社　須麻漏賣神社について　所在は゛三重縣佐奈谷平谷村（多氣郡佐奈村々社 佐奈神社に合併）゛〈現　須麻漏賣神社　舊鎮座地（多気町平谷）〈佐那神社に合祀された須麻漏賣神社跡 〉〉と記しています

【抜粋意訳】

須麻漏賣神社

祭神　天須婆留女命

祭日　正月八日
社格　村社

所在　三重縣佐奈谷平谷村（多氣郡佐奈村々社 佐奈神社に合併）

　今按　本社所在　佐奈平谷村とも　垣内田村　横地村とも云り　儉綠に平谷村の産神社の造替寄附讀立文に平谷邑之惣社 氏神は者恭 外宮末社 佐奈神社にて而御座せば則本殿者 須麻漏女命　並　勧請於　未社而奉に崇敬者也と記せり　土俗　一之大宮と唱ふれは　當社の位次にかなへりと云る據あり
然るを式社調帳に飯野郡横地村畑地に市本と稱地あり　其邊すべてすばると云　その間にせいかん山の字あり　星神にやと云れど　内宮一禰宜の注進にも平谷村とあれば今之に從へり

【原文参照】

式内社 服部麻刀方神社 二座について　所在は　三重縣流田郷垣内田村としているが該当の村には゛須麻漏賣神社境内社に松方神社゛〈現 須麻漏賣神社跡地 麻刀方神社跡地（松阪市垣内田町）〉があるが　このことを指すのであろうか?

不明とする

又　神服機殿を圓方（まとかた）機殿という　とも記しています

【抜粋意訳】

服部麻刀方神社

祭神
祭日
社格

所在　三重縣流田郷垣内田村

（垣内田村とあれども明細帳に該村に當社にあたるものなし、須麻漏賣神社境内社に松方神社なるあり、或は是を指したるか、覈録の説もあれど服村は該部になしいづれにしても不明なり）　

今按　検録云 村の東南に壺方末津方社と云ふ末津方は麻刀方の通言なり萬葉集 伊勢國風土記等に的形浦あり　神服機殿を圓方機殿と云由　倭姫命世記にあり　みな此邊の地を謂ふなるべしと云へり

【原文参照】

須麻漏賣神社舊地　麻刀方神社舊地（松阪市垣内田町）に「拝 (hai)」(90度のお辞儀)

伊勢国　式内社　253座（大18座・小235座）についてに戻る