目次
御諸山(みもろやま)に 坐(ましま)す神
それは 大和国(やまとのくに)を治める神 として描かれる
小名毘古那神(すくなひこなのかみ)が 常世に渡られてしまい 大国主神(おほくにぬしのかみ)は 一人で国造りをすることとなり 憂いていると 海を光(てら)して 依来(よりくる)神があった これが 大和国(やまとのくに)御諸山(みもろやま)に 坐(ましま)す神 とされます
・大神神社(桜井市三輪)《主》大物主大神《配》大己貴神 少彦名神
『古事記』神話には「私を 大和国(やまとのくに)を 青々と取り囲んでいる山々 その東の山上に斎(いつ)き 祀れ と答えられた
これが 御諸山(みもろやま)に坐(ましま)す 神なり」と記されます
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『古事記(Kojiki)〈和銅5年(712)編纂〉』 に記される伝承
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【抜粋意訳】
大国主神(おほくにぬしのかみ)は 心(こころ)憂(うれ)い 言われた
「わたしは 一人で どうように この国を作ればよいだろうか
どの神と共に わたしは この国を作りましょうか」
この時 海を光(てら)して 依来(よりくる)神がいました その神の言うには
「私を丁寧に祀りなさい わたしが あなたと共に 国を作りましょう もしそうでなければ 国が成るのは難しいでしょう」
大国主神(おほくにぬしのかみ)が
「それならば どのように 祀り奉(たてまつ)ればよいでしょう」と言うと
「私を 大和国(やまとのくに)を 青々と取り囲んでいる山々 その東の山上に斎(いつ)き 祀れ」と答えられた
これが 御諸山(みもろやま)に坐(ましま)す 神なり
【原文参照】
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『古事記』選者:太安万侶/刊本 明治03年 校訂者:長瀬真幸 国立公文書館デジタルアーカイブhttps://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000047416&ID=&TYPE=&NO=画像利用
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『古事記』選者:太安万侶/刊本 明治03年 校訂者:長瀬真幸 国立公文書館デジタルアーカイブhttps://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000047416&ID=&TYPE=&NO=画像利用
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