宇受賀命神社(隠岐 海士町宇受賀)

宇受賀命神社(うつかみことじんじゃ)は 中ノ島海士町〉に鎮座する『延喜式神名帳(927年12月編纂)に所載の名神大社です 島内の伝説によれば 御祭神の宇受賀命は 隣島西ノ島の大山神社の御祭神と 姫神西ノ島・宇賀地区の比奈麻治比賣命神社の御祭神 比奈麻治比賣(ヒナマチヒメノ)との結婚をめぐって争い これに勝利し神と伝わります

目次

1.ご紹介(Introduction)

 この神社の正式名称や呼ばれ方 現在の住所と地図 祀られている神様や神社の歴史について ご紹介します

【神社名(Shrine name

宇受賀命神社Utsukamikoto Shrine
うつかみことじんじゃ

 [通称名(Common name)]

うつかさん

【鎮座地 (Location) 

島根県隠岐郡海士町宇受賀747

 [  (Google Map)]

【御祭神 (God's name to pray)】

《主》宇受賀命Utsuka no mikoto)
《配》大田命Ota no mikoto)
   大宮姫命Omiyahime no mikoto)

【御神格 (God's great power)】(ご利益)

五穀豊穣海上安全・安産・縁結

【格  (Rules of dignity)

『延喜式神名帳(engishiki jimmeicho)所載社 名神大

【創  (Beginning of history)】

由緒

県内に六社ある延喜式名神大社の一つ。
創建は詳らかでないが、『続日本後紀』の仁明天皇承和9年(842年)「九月壬辰朔乙己、隠岐国智夫郡由良比女命神、海部郡宇受賀命神、隠地郡水若酢命神、並預菅社」とあるのが資料の初見とされる。

島内の伝説によれば、
御祭神の宇受賀命は、隣島である西ノ島の大山神社の御祭神と、姫神との結婚をめぐって争い、これに勝利した。この姫神は、西ノ島・宇賀地区の比奈麻治比賣命神社の御祭神 比奈麻治比賣命とされている。

ちなみに、海士の宇受賀地区と西ノ島の宇賀地区は、それぞれ島前湾内に入る北口水路の出入口に位置している。
その昔は、隠岐がたびたび大陸からの海賊被害にあっていたこと、日本海側航路の拠点であったことから、国境の要所を護る神として、為政者からの崇敬を集めたと推測される。
なお、1月1日の歳旦祭の際、アゴ(飛魚)に似せた小石を本殿より、海岸方向に向かって投げる特殊神事「あご石神事」がある。由来は明らかでないが、一年の五穀豊穣、大漁祈願の意があると思われる。

皇學館大学現代日本社会学部神社検索システム研究会島根県神社庁HPより
https://www.jinja-net.jp/jinjacho-shimane/jsearch3shimane.php?jinjya=30597

【由  (History)】

隠岐島前の文化財
有形文化財(建造物)
宇受賀命神社本殿

所有者 宇受賀命神社

由緒 特徴等
三間社隠岐造(春日造乃至日吉造の系統)
大工棟梁 中野房太郎 建造大正6年

構造の特徴は、妻入りの本殿に平入りの向拝を付した本殿である。内々陣・内陣・外陣とに仕切られ 外陣には戸は無く 内陣は、正面に蔀戸・両側は開き戸・内々陣は、三前に御扉が付けられている。
当社が延喜式の明神大社という古社であることから旧来の様式に従って再建されたもので、島前に於けるこの建築様式としては、最大で代表的な物である。
現在は銅板葺となつているが建造時から昭和37年までは茅葺であつた。
昭和57隠岐島前教育委員会指定

境内案内板より

海士町の文化財
有形文化財 書籍第一号
「大般若経」
所有者 宇受賀命神社

大般若経の転読は奈良朝期に始まっている。地方の有力社寺に於て行われる様になるのは、中世期に入ってからと思われる。宇受賀社に於て大般若転読が行われた事は「隠州風土記(江戸時代1833年)に五穀豊穣のご祈祷として海士の真言一派相集、大般若転読仕候」との記載があり旧時に於ては、恒例の祭事として執行されていたことがわかる。
平成9710日 海士町教育委員会

境内案内板より

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【境内社 (Other deities within the precincts)】

【境外社 (Related shrines outside the precincts)】

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この神社の予備知識(Preliminary knowledge of this shrine)

この神社は 由緒(格式ある歴史)を持っています

『延喜式Engishiki)』巻3「臨時祭」中の「名神祭Meijin sai)」の条 285座

延喜式Engishiki)律令の施行細則 全50巻』〈平安時代中期 朝廷編纂

延喜式巻第3は『臨時祭〈・遷宮天皇の即位や行幸国家的危機の時などに実施される祭祀〉です
その中で名神祭Meijin sai)』の条に 国家的事変が起こり またはその発生が予想される際に その解決を祈願するための臨時の国家祭祀「285座」が記されています

名神祭における幣物は 名神一座に対して 量目が定められています

座別に
絁(アシギヌ)〈絹織物〉5尺
綿(ワタ)1屯
絲(イト)1絇
五色の薄絁(ウスアシギヌ)〈絹織物〉各1尺
木綿(ユウ)2兩
麻(オ)5兩

嚢(フクロ)料の薦(コモ)20枚若有り(幣物を包むための薦) 

大祷(ダイトウ)者〈祈願の内容が重大である場合

加えるに 
絁(アシギヌ)〈絹織物〉5丈5尺 
絲(イト)1絇を 布1端に代える

名神祭 二百八十五座
・・・
・・・
宇受加命(ウタカノミコトノ)神社 一座 
・・・

【原文参照】国立公文書館デジタルアーカイブス『延喜式 巻3-4』臨時祭 名神祭 刊本(跋刊)[旧蔵者]紅葉山文庫

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『延喜式神名帳Engishiki Jimmeicho)(927年12月編纂)に所載
(Engishiki JimmeichoThis record was completed in December 927 AD.

延喜式Engishiki)律令の施行細則 全50巻』〈平安時代中期 朝廷編纂
その中でも910を『延喜式神名帳Engishiki Jimmeicho)といい 当時927年12月編纂「官社」に指定された全国の神社式内社の一覧となっています

「官社(式内社)」名称「2861
・「鎮座する天神地祇」数「3132座」

[旧 行政区分](Old administrative district)
(神様の鎮座数)山陰道 560座…大37(うち預月次新嘗1)・小523
[旧 国 名 ](old county name)
(神様の鎮座数)隠岐国 16座(大4座・小2座)
[旧 郡 名 ](old region name)
(神様の鎮座数)海部郡 2座(大1座・小1座)
[名神大 大 小] 式内名神大社

[旧 神社 名称 ] 宇受加命神社(貞・名神大)
[ふ り が な ]うけかのみことの かみのやしろ)(みょうじんだい)
[Old Shrine name]Ukeka no mikoto no kamino yashiro)(Meijin dai)

https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000004146&ID=M2014101719562090086&TYPE=&NO=画像利用
【原文参照】国立公文書館デジタルアーカイブス  延喜式 刊本(跋刊)[旧蔵者]紅葉山文庫

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【オタッキーポイント】Points selected by Japanese Otaku)

あなたが この神社に興味が湧くような予備知識をオタク視点でご紹介します

隠岐の式内社〈16座〉について

隠岐国には16座(大4座・小2座)の式内社があります
その論社も含めてご紹介します

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 神社にお詣り(For your reference when visiting this shrine)

この神社にご参拝した時の様子をご紹介します

中ノ島海士町菱浦港から 県道317号を東へ 約6.9km 自転車で25程度
菱浦フェリーターミナルの海士町観光協会レンタサイクル電動アシスト自転車〉で出発 明屋海岸目指します

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御祭神の宇受賀命は 隣島である西ノ島の大山神社の御祭神と 姫神西ノ島・宇賀地区の比奈麻治比賣命神社の御祭神 比奈麻治比賣(ヒナマチヒメノ)との結婚をめぐって争い これに勝利したという伝説が残っています この美しい姫神と結ばれ 明屋海岸の屏風岩で姫がお産を行ったとされています

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姫との間に生まれたのが 柳井姫(ヤナイヒメ)「奈伎良比賣神社(なぎらひめじんじゃ)」の御祭神になったとされています

明屋海岸から宇受賀命神社に至る海岸線の道路は 日本海唯一の神々の婚姻にに由来するものとされ 縁結び 子宝 夫婦円満のご利益がある道とされています 道沿いには 幻の黒毛和牛 隠岐牛が放牧されています

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やがて 田園風景の中に 鳥居が建っていて 真っ直ぐに伸びる一本の道あり これが宇受賀命神社参道になります
宇受賀命神社Utsukamikoto Shrineに参着

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社号標には「式内大社 宇受賀命神社」と刻まれています 一礼をして鳥居をくぐります

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田の中を進む参道の先には 大きな円墳ような 或いは ここが海ならば 海に浮かぶ小島のような地に 鳥居と社殿が建っています

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境内の二ノ鳥居をくぐると 直ぐに拝殿があります

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新しい手水鉢と狛犬台座には 神紋「丸橘」刻まれています

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拝殿にすすみます

賽銭をおさめ お祈りをします 
ご神威に添い給うよう願いながら礼 鎮まる御祭神に届かんと かん高い柏手を打ち 両手を合わせ祈ります

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三間社隠岐造本殿は 拝殿の後ろ一段高い所に祀られています

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境内には 覆い屋が一棟建っています

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鳥居を抜けて参道を戻ります

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神社の伝承(A shrine where the legend is inherited)

この神社にかかわる故事や記載されている文献などをご紹介します

『続日本後紀(Shoku nihon koki)』〈貞観11年(869)完成〉に記される伝承

隠岐の代表的な3つの神社が 同時に官社に列したと記しています

【意訳】

承和9年(842)9月14日(乙巳)条

隠岐国(オキノクニ)
智夫(チフリノ) 由良比売命神(ユラヒメノミコトノカミ)
海部(アマヘノ) 宇受加命神(ウケカノミコトノカミ)
穏地(ヲチノ)  水若酢命神(ミナワカスノミコトノカミ)
びにらしむ

【原文参照】国立公文書館デジタルアーカイブス『続日本後紀』(869)貞観11年完成 選者:藤原良房/校訂者:立野春節 刊本 寛政07年[旧蔵者]内務省
https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000047680&ID=&TYPE=&NO=

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『隠州神名帳(Onshu Shinmeicho)』〈貞観5年(863)太政官符の命により編纂 国内神名帳〉に記される伝承

宇酒賀大明神と記されています

【意訳】

海部
従一位 宇酒賀大明神

【原文参照】国立公文書館デジタルアーカイブス『隠州神名帳』続群書類従[書誌事項]写本
https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000037315&ID=M1000000000000066833&TYPE=&NO=

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『隠州視聴合記(Onshu shichogakki)』〈寛文7年(1667年)著〉に記される伝承

宇津賀村にある宇津賀明神社は 延喜式の宇受賀命社であると記しています

【意訳】

巻之4 嶋前紀 海部郡 宇津賀村の条

宇津賀村

宇津賀村は 小山の間人家分れて住り後に 宇津賀明神社あり
松山蒼々として風興あり 前に華表を立て瑞垣なか

神名帳の海部郡にある宇受賀命社 宇受賀命社 可為神なり
その他・・・・云々

【原文参照】国立公文書館デジタルアーカイブス『隠州視聴合記』寛文7年(1667年)著者:斎藤弗緩[数量]5冊[書誌事項]写本[旧蔵者]内務省
https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000037315&ID=M1000000000000066833&TYPE=&NO=

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『神名帳考証土代(Jimmyocho kosho dodai)』〈文化10年(1813年)成稿〉に記される伝承

所在は 宇津賀村の陵にあり 宇津賀明神と称されると記しています

【意訳】

宇受加命(ウケカノミコトノ)神社 名神大

『続日本後紀』承和9年(842)9月14日(乙巳)条
隠岐国(オキノクニ)
智夫(チフリノ) 由良比売命神(ユラヒメノミコトノカミ)
海部(アマヘノ) 宇受加命神(ウケカノミコトノカミ)
穏地(ヲチノ)  水若酢命神(ミナワカスノミコトノカミ)
びにらしむ

〇今在るに 宇津賀村 陵に 宇津賀明神

記 宇津賀村は 小山の間人 家分にて住り後に 宇津賀明神の社あり

【原文参照】国立公文書館デジタルアーカイブ『神名帳考証土代』(文化10年(1813年)成稿)選者:伴信友/補訂者:黒川春村 写本 [旧蔵者]元老院
https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000039328&ID=M2018051416303534854&TYPE=&NO=画像利用

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『神社覈録(Jinja Kakuroku)』〈明治3年(1870年)〉に記される伝承

所在は 宇津賀村にあり 延喜式の名神大社であると記しています

【意訳】

宇受加命神社 名神大

宇受加は 仮字なり
〇祭神 明らかなり
〇宇津賀村に在す 隠州視聴合記
〇延喜式三 臨時祭 名神祭285座 中略 隠岐國 宇受加命神社一座

神位
続日本後紀 承和9年(842)9月14日(乙巳)条・・らしむ
国内神名帳 従一位 宇酒賀大明神

【原文参照】国立公文書館デジタルコレクション『神社覈録』著者 鈴鹿連胤 撰[他] 出版年月日 1902 出版者 皇典研究所
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/991015『神社覈録』

『特選神名牒(Tokusen Shimmyo cho)』〈明治9年(1876)完成〉に記される内容

隠州視聴合記ある宇津賀明神社が 当社であると記しています

【意訳】

宇受加命神社 名神大

祭神 宇受加命

今按〈今考えるに〉
式出雲本考異に 宇受加 諸本有り 
名神祭 刻本有り 多加
案当 訓に有 須賀 今 地名神名 共用に宇津賀の字
神名帳作 宇酒加と見えたる如く ウスカと訓むべし

神位 仁明天皇 承和9年(842)9月14日(乙巳)条・・らしむ

今按〈今考えるに〉
隠州視聴合記引きたる本国神名帳従一位 宇酒賀大明神とあり

祭日 6月11
社格 郷社
所在 宇受賀村(海士郡海士村 大字 宇受賀)
今按〈今考えるに〉
隠州視聴合記に 宇津賀村は 小山の間 人家分れて住り後に 宇津賀明神社あり 松山蒼々として風興あり 前に華表を立て瑞垣なかし
按 神名帳の海部郡にある宇受賀命社 可為神なり
と見え明細帳にも本村としたりかたがた従うべし

【原文参照】国立公文書館デジタルコレクション『特選神名牒』大正14年(1925)出版 磯部甲陽堂
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/971155『特選神名牒』1 『特選神名牒』2

『明治神社誌料(Meiji Jinja shiryo)』〈明治45年(1912)〉に記される伝承

「嘉吉年中(1441~1444年)に 火災の為 宮殿旧記 悉く焼失せるを以って 由緒詳かならず」だが 延喜式に云う式内社であると記しています

【意訳】

島根縣 隠岐國 海士(アマ)郡 海士村 大字受賀

郷社 宇受賀(ウズカノ)命神社

祭神 宇受賀(ウズカノ)命

創立年代詳らかならず
延喜式神名帳宇受加命神社 名神大」と見えたる神社なり
神祇志料に 神名帳考証 隠州視聴合記引いて「宇受加命神社 今 宇津賀村に在り 宇津賀明神いふ」と見ゆ
地名辞書に 国内帳を引いて「従一位 宇酒賀大明神と云う」といえり
続日本後紀に「仁明天皇 承和9年(842)9月14日(乙巳)条・・らしむ」

又 延喜式に「醍醐天皇 延喜の制 名神大社に列る」と見えたり
嘉吉年中 火災の為 宮殿旧記 悉く焼失せるを以って 由緒詳かならず
社殿は 本殿 拝殿 参籠所
境内坪数470坪あり

例祭日 7月11

【原文参照】国立国会図書館デジタルコレクション『明治神社誌料』明治45年(1912)著者 明治神社誌料編纂所 編
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1088244映像利用『明治神社誌料』

宇受賀命神社Utsukamikoto Shrine (hai)」(90度のお辞儀)

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對馬嶋(つしまのしま)の式内社とは 平安時代中期〈927年12月〉に朝廷により編纂された『延喜式神名帳』に所載されている 対馬〈対島〉の29座(大6座・小23座)の神社のことです 九州の式内社では最多の所載数になります 對馬嶋29座の式内社の論社として 現在 67神社が候補として挙げられています

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