飛騨国(ひだのくに)の式内社とは 平安時代中期〈927年12月〉に朝廷により編纂された『延喜式神名帳(Engishiki Jimmeicho)』に所載される 飛騨国 8座(並小)の神社です
飛騨國(ひだのくに)について
飛騨国(Hidanokuni)は 令制国の一つ〈東山道に属する〉
現在の・岐阜県北部
4世紀の成務朝に斐陀国造が設置されたことが『先代旧事本紀』「国造本紀」に記されています
明治元年5月(1868年6月)に飛騨県 そのわずか1週間には高山県となった
明治2年(1869年)県知事 梅村速水の急激な改革に対しての暴動(梅村騒動)が発生
廃藩置県後 明治4年(1871年)府県合併により 近隣の信濃国中部南部の諸県と合併して筑摩県の一部となる
明治9年(1876年)に筑摩県が廃止された後 当初 旧美濃国で構成されていた岐阜県に編入され 現在に至る
飛騨国(ひだのくに) 8座(並小)
大社 0座は 0社
小社8座は8社
計8座は8社
※座は神の柱数 社は神社数
郡〈延喜式神名帳に記載〉
・大野郡(おほの こおり) 3座(並小)
・荒城郡(あらきの こおり) 5座(並小)
大野郡(おほの こおり) 3座(並小)
水無神社(みつなしの かみのやしろ)
・水無神社(高山市一之宮町)
水無神社(みなしじんじゃ)は 飛騨國一之宮として 諸願成就を祈る人の姿が絶えず 飛騨高山一円の里人が「心の拠り所」として信仰しています 御祭神は 「水無大神(minashi no okami)」として 主祭神と十四柱の相殿神を奉祀しています
飛騨一宮 水無神社(高山市一之宮町)【前編】
槻本神社(つきもとの かみのやしろ)
・槻本神社(高山市丹生川町山口)
荏名神社(えなの かみのやしろ)
・荏名神社(高山市江名子町)
・荒神社(高山市江名子町)
荒城郡(あらきの こおり) 5座(並小)
大津神社(おほつの かみのやしろ)
・大津神社(飛騨市神岡町船津)
・天満神社(高山市国府町村山)
荒城神社(あらきの かみのやしろ)
・荒城神社(高山市国府町宮地)
・阿多由太神社(高山市国府町木曽垣内)
髙田神社(たかたの かみのやしろ)
・高田神社(飛騨市古川町太江)
・貴船神社(飛騨市古川町貴船町)
阿多由太神社(あたゆたの かみのやしろ)
・阿多由太神社(高山市国府町木曽垣内)
・大歳神社(飛騨市古川町杉崎)
〈大歳神社 に合祀 中宮神社〉
・阿多由太神社趾(飛騨市古川町杉崎)
〈大歳神社 に合祀 中宮神社の旧鎮座地〉
栗原神社(くりはらの かみのやしろ)
・栗原神社(高山市上宝町宮原)
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『延喜式神名帳(engishiki jimmyocho)』は 延長5年(927年)に編纂されました 当時の「全国の官社」(祈年祭(毎年2月)に神祇官から幣帛を受ける神社)の一覧表が所載されています このページは 「東山道」に鎮座する(382座…大42(うち預月次新嘗5)・小340)神社の一覧表です
東山道に鎮座する 382座『延喜式神名帳』の所載一覧