白山比咩神社(白山市三宮町)は 全国にある白山神社(約3000社)の総本宮とされています 御祭神は「白山比咩大神(shirayama hime no okami)」で 境内には「白山奥宮 遥拝所」があり ここからお詣りをすると 霊峰白山奥宮を参拝したのと同じご利益とされています 奥宮が鎮座するのは 日本三霊山(富士山・立山・白山)の一つに数えられる白山(haku san)標高2,702 mです 神体山として崇められて その山頂に奥宮は鎮座します
神社にお詣り(Pray at the shrine)
この神社にご参拝した時の様子をご紹介します
鶴来駅から 県道179号と県道103号経由 約2.8km 車8分程度
一の鳥居と緩やかな坂道を登る表参道は 県道179号を進むと左手にあります
県道103号沿いには 境内の直ぐ横に大駐車場があります
白山比咩神社(shirayama hime shrine)に到着
駐車場に直結する北参道には コンクリート製の「大鳥居」が建ち 一礼してくぐります
参道左手の「手水舎」の柱には「木彫りの獅子」があり 参拝者を見つめています 清めます
「芭蕉の句碑」などもあります
参道は平らですが 杉の大木の間を通り抜けて御神域を感じながら 神門をくぐります
ここで表参道の三の鳥居で合流します
ここに立派な大ケヤキがあり 横を流れるのは 白山(haku san)を源流とする「手取川(tedorigawa)」について説明版もあります
境内社 荒御前神社《主》日本武尊《合》日吉神・高日神・住吉神が坐ます お詣りします
本殿の座す境内への神門が建ち 一礼してくぐります
御神紋は「三重の亀甲に瓜の花」で正式名称は「三子持亀甲瓜花(mitsukomochi kikko urinohana)」と呼ぶそうです 神門越しに「拝殿」が見えます
大注連縄がかかる拝殿が目の前に建ち 奥に御本殿の立派な屋根が見えます
拝殿にすすみます
扁額には「白山比咩神社」とあります
賽銭をおさめ お祈りです
ご神威に添い給うよう願いながら礼 鎮まる御祭神に届かんと かん高い柏手を打ち 両手を合わせ祈ります
拝殿でお詣りした後には 拝殿向かって右後ろに大木に囲まれて鳥居が建ちます 「白山奥宮遥拝所」のお詣りです 大汝峰・御前峰・別山の「白山三山」の形で大岩が祀られています
こちらでの「奥宮遥拝」をお勧めします
木彫りの「神馬」(郷土出身の山本力吉作)が奉納されています
拝殿左手に授与所があり ご朱印やお守りを授与します
境内を後にします
鳥居をくぐり 振り返り一礼
神社の伝承(Old tales handed down to shrines)
この神社にかかわる故事や記載されている文献などをご紹介します
『日本書紀(nihon shoki)』に記されている御祭神「菊理媛神(kukuri hime nokami)」について
「菊理媛神(kukuri hime no kami)」が『記紀神話』に登場するのは 『日本書紀(nihon shoki)』の一書(第十)の八文字「菊理媛神亦有白事」だけです
この場面は 泉平坂(yomotsu hirasaka)で 伊弉冉尊(izanami no mikoto)と伊奘諾尊(izanagi no mikoto)が言い争い
泉守道者が伊弉冉尊の言を取次ぎます
その時「菊理媛神(kukuri hime no kami)が何かを申し上げる」と 伊奘諾尊はそれを褒めて 素直に帰途につかれます
一般的には「ククリ」はものごとを「くくってとりまとめる」意で 2柱の神の間をとりまとめたことに由来し
菊理媛神(kukuri hime no kami)は 万事をくくる(まとめる)神だと云われています
『日本書紀(nihon shoki)』の一書(第十) 意訳
『 その妻(=伊弉冉尊)と泉平坂(yomotsu hirasaka)で相争ったとき
伊奘諾尊(izanagi no mikoto)が「私が始め悲しみ慕ったのは 私が弱かったからだ」と言われましたこのとき泉守道者(yomotsu moribito)が申し上げていうのに
「伊弉冉尊(izanami no mikoto)からのお言葉があります
『私はあなたと すでに国を生みました なぜにこの上 生むことを求めるのでしょうか 私はこの国に留まります ご一緒には還れません』とおっしゃっております」とこのとき 菊理媛神(kukuri hime no kami)が 申し上げられることがあった
伊奘諾尊(izanagi no mikoto)は これをお聞きになり ほめられました そして その場を去られました 』
国立公文書館デジタルアーカイブ『日本書紀(nihon shoki)』[旧蔵者]教部省
https://www.digital.archives.go.jp/DAS/meta/listPhoto?LANG=default&BID=F1000000000000047507&ID=M2018040215230913933&TYPE=&NO=映像利用
日本三霊山(富士山・立山・白山)の一つに数えられる白山(haku san)を神体山として山頂に座す奥宮を持ちます
白山比咩神社(shirayama hime shrine)に「拝 (hai)」(90度のお辞儀)
白山比咩神社(白山市三宮町) 前編もご覧ください
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白山比咩神社(白山市三宮町)【前編】
白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)は 全国にある白山神社(約3000社)の総本宮とされ 御祭神は「白山比咩大神(shirayama hime no okami)」 境内にある「白山奥宮 遥拝所」からお詣りをすると 霊峰白山奥宮を参拝したのと同じご利益とされています 神体山として崇められる 白山(haku san)標高2,702 mは 日本三霊山(富士山・立山・白山)の一つで その山頂に奥宮は鎮座します
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加賀国(かがのくに)の式内社とは 平安時代中期〈927年12月〉に朝廷により編纂された『延喜式神名帳(Engishiki Jimmeicho)』に所載される当時の官社です 加賀国には 42座(並小)の神々が坐します 現在の論社を掲載しています
加賀國(かがのくに)の 式内社 42座(並小)について